<撮影使用機材> ボディ:CANON EOS 5D Mark II レンズ:EF70-200mm F2.8L IS II USM、EF24-70mm F4L IS USM、EXTENDER EF2×III 三脚:HUSKY ハスキー3段 #1003
2010.7.21.wed.23th
この旅もあと3日か。
川の水が美しい。
ミラノからパリに向かっている。
スイスを迂回するかたちで山岳地帯を縫うように列車が走る。
しかも、ほとんど各駅停車だ。
そうでなければ、このあたりの人々は足が確保できないのだろう。
自家用車以外には。
”FLEX”でよかったようだ。検札をパスした。
自動券売機の画面で”BASE”がなかったので”FLEX”を選ぶしかなかったが、これは他の列車に変更できるという意味なのだろう。
ミラノ→パリ便は一日に二本しかない。
しかも、朝の6時40分と16時10分なので、朝の便に乗り遅れということもよくあるのだろう。
そのとき、あとの便に変更できるように”BASE”の設定がないのではないか?
雨が落ちてきた。
高山地帯に入ると寒くなるかもしれない。
車内の車掌によるアナウンスは、イタリア語、フランス語、英語の順で話された。
イタリアの警察官は遊んでいるように見えた。
駅の構内をカートで楽しそうに乗り回したり。
VEVCELLI
いつのまにか雨は止んでいる。
こんなローカル線を通るのか。
8時15分
TORINO PORTA SUSA
9時15分
進行方向左手に高い山。
その手まえは高速道路のようだ。
OULX
線路に沿って浅い川が流れている。
住宅地に近いところは護岸がしてあるが、そのほかはほとんど流れるままにまかせてある。
水は青く、白濁している。
CBARDONECCHIA
針葉樹の森。高い山肌には雪が降りているように見える。
「パスポート プリーズ」
”POLICE NATIONALE”のワッペンを腕に縫い付けた警察官が乗客に呼びかけた。
疑わしいものは偽造がないかルーペでチェックしているようだ。
フランス入国後、イタリアに移動しまたフランスに入国したが、これが初めてのパスポートチェックだ。
パリのシャルル・ドゴール空港では入国カードは不要で、パスポートを見られただけだった。
山々の頂は氷山のように尖っている。
MODANE
登山者たちが乗り込んできた。
ここは登山口なのか。
パリのリヨン駅では、カフェの意地悪な女にいやな気がしたが、SNCFのサポートスタッフは本当にありがたかった。
10時15分
St.JEAN DE MAURIENNE
11時05分
CHAMBERY
スティービー・ワンダーのような体躯の黒眼鏡の男が乗り込んできたが、前の座席は先ほどから通路の向かい側の席から引っ越してきた女が眠り込んでおり、男は諦めて別の空席をさがして座った。
どうしようもなくだらしない、だらけた女だ。
顔は東洋系で、しゃべらなければ日本人と言われてもわからない。おかっぱ頭で目尻が斜め上に引き上げられており、同級生の加藤弘美に似ていた。(笑い)
13時59分のパリ・リヨン駅着だから、昼食は車内で食べておいたほうがよさそうだ。
斜向かいの女はアラブ系の顔立ちで頭にはスカーフを巻いており、先ほどのパスポートチェックのとき文字がアラビア語のようだった。
もしや自爆テロ犯ではないだろうな。
それにしてはリラックスしている。
私の左隣の男と少し話をかわすが、それほど親密そうでもない。
テロの仲間だろうか。
それにしてもリラックスしている。
いくら教条的な狂信者であったとしても、死を目前にすれば表情は違うだろう。
それなりの緊張感なり陶酔感なり表情に現れるはずだ。
川を渡る。流れはなく、水は澄んでいる。
夕べはあまり眠っていない。
2時、4時、5時に起きた。
しかし、窓外の景色を見ないともったいないのでちっとも眠らない。
こんな奥深い山あいにも家があり、道があり、人が住んでいる。
ミラノからパリなので、スイスのアルプスを見れるのかと期待していたが、残念ながらスイスを遠回りに迂回して、イタリアからフランスに入った。
明日はルーブル美術館に行き”モナリザ”が観れるなら観て、それからモンパルナスのカフェで昼食をとろう。
平地になって、猛烈なスピードで走り出した。
ひまわり畑、丘陵、牧草地、大きな石造りの建物。
穀物の収蔵庫だろうか。
1時59分。パリ・リヨン駅に着き、ホテルには2時40分に入った。
”CONCORDIA”75ユーロ 2night
レセプションで料金を見たら、80ユーロだったので、他を探すというと、そこの常連客のような男がホテルのおばさんにかけあって朝食つきで75ユーロにしてくれた。
ヨーロッパにきて二回目の雨が降っている。
小雨だが路面が濡れている。
中年、プチ深夜特急”ー気ままな仏・伊の旅ー23 ミラノからパリへ [フランス、イタリアの旅]
2010.7.21.wed.23th
この旅もあと3日か。
川の水が美しい。
ミラノからパリに向かっている。
スイスを迂回するかたちで山岳地帯を縫うように列車が走る。
しかも、ほとんど各駅停車だ。
そうでなければ、このあたりの人々は足が確保できないのだろう。
自家用車以外には。
”FLEX”でよかったようだ。検札をパスした。
自動券売機の画面で”BASE”がなかったので”FLEX”を選ぶしかなかったが、これは他の列車に変更できるという意味なのだろう。
ミラノ→パリ便は一日に二本しかない。
しかも、朝の6時40分と16時10分なので、朝の便に乗り遅れということもよくあるのだろう。
そのとき、あとの便に変更できるように”BASE”の設定がないのではないか?
雨が落ちてきた。
高山地帯に入ると寒くなるかもしれない。
車内の車掌によるアナウンスは、イタリア語、フランス語、英語の順で話された。
イタリアの警察官は遊んでいるように見えた。
駅の構内をカートで楽しそうに乗り回したり。
VEVCELLI
いつのまにか雨は止んでいる。
こんなローカル線を通るのか。
8時15分
TORINO PORTA SUSA
9時15分
進行方向左手に高い山。
その手まえは高速道路のようだ。
OULX
線路に沿って浅い川が流れている。
住宅地に近いところは護岸がしてあるが、そのほかはほとんど流れるままにまかせてある。
水は青く、白濁している。
CBARDONECCHIA
針葉樹の森。高い山肌には雪が降りているように見える。
「パスポート プリーズ」
”POLICE NATIONALE”のワッペンを腕に縫い付けた警察官が乗客に呼びかけた。
疑わしいものは偽造がないかルーペでチェックしているようだ。
フランス入国後、イタリアに移動しまたフランスに入国したが、これが初めてのパスポートチェックだ。
パリのシャルル・ドゴール空港では入国カードは不要で、パスポートを見られただけだった。
山々の頂は氷山のように尖っている。
MODANE
登山者たちが乗り込んできた。
ここは登山口なのか。
パリのリヨン駅では、カフェの意地悪な女にいやな気がしたが、SNCFのサポートスタッフは本当にありがたかった。
10時15分
St.JEAN DE MAURIENNE
11時05分
CHAMBERY
スティービー・ワンダーのような体躯の黒眼鏡の男が乗り込んできたが、前の座席は先ほどから通路の向かい側の席から引っ越してきた女が眠り込んでおり、男は諦めて別の空席をさがして座った。
どうしようもなくだらしない、だらけた女だ。
顔は東洋系で、しゃべらなければ日本人と言われてもわからない。おかっぱ頭で目尻が斜め上に引き上げられており、同級生の加藤弘美に似ていた。(笑い)
13時59分のパリ・リヨン駅着だから、昼食は車内で食べておいたほうがよさそうだ。
斜向かいの女はアラブ系の顔立ちで頭にはスカーフを巻いており、先ほどのパスポートチェックのとき文字がアラビア語のようだった。
もしや自爆テロ犯ではないだろうな。
それにしてはリラックスしている。
私の左隣の男と少し話をかわすが、それほど親密そうでもない。
テロの仲間だろうか。
それにしてもリラックスしている。
いくら教条的な狂信者であったとしても、死を目前にすれば表情は違うだろう。
それなりの緊張感なり陶酔感なり表情に現れるはずだ。
川を渡る。流れはなく、水は澄んでいる。
夕べはあまり眠っていない。
2時、4時、5時に起きた。
しかし、窓外の景色を見ないともったいないのでちっとも眠らない。
こんな奥深い山あいにも家があり、道があり、人が住んでいる。
ミラノからパリなので、スイスのアルプスを見れるのかと期待していたが、残念ながらスイスを遠回りに迂回して、イタリアからフランスに入った。
明日はルーブル美術館に行き”モナリザ”が観れるなら観て、それからモンパルナスのカフェで昼食をとろう。
平地になって、猛烈なスピードで走り出した。
ひまわり畑、丘陵、牧草地、大きな石造りの建物。
穀物の収蔵庫だろうか。
1時59分。パリ・リヨン駅に着き、ホテルには2時40分に入った。
”CONCORDIA”75ユーロ 2night
レセプションで料金を見たら、80ユーロだったので、他を探すというと、そこの常連客のような男がホテルのおばさんにかけあって朝食つきで75ユーロにしてくれた。
ヨーロッパにきて二回目の雨が降っている。
小雨だが路面が濡れている。
kuraさんamaguriさんありがとうございます
by beachboy (2012-08-28 18:43)