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”ここは楽園 T's Island Photo Gallery” はこちらです
<撮影使用機材> ボディ:CANON EOS 5D Mark II  レンズ:EF70-200mm F2.8L IS II USM、EF24-70mm F4L IS USM、EXTENDER EF2×III  三脚:HUSKY ハスキー3段 #1003

”中年、プチ深夜特急”ー気ままな仏・伊の旅ー16 ローマ 2012.5.10.thu [フランス、イタリアの旅]

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2020.7.14.wed.16th

ジェノバ駅でローマ行きの切符を買った。
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7/14 WED Oggi
11:00 T19765 ROMA TERMINI 15:50 ES CITY 2class
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11時発のローマ行きに乗っている。
先に南イタリアのバーリをまわり、フィレンツェは帰りに立ち寄ることにした。
チケットを買うのにてまどった。
イタリアに入ってうっかり時刻表を手に入れるのを忘れていて、動きがとりにくくなった。
フランスでは時刻表といえばGARE(駅)に置いてあるのに、イタリアでは大きな時刻表が壁に掲示されているだけで、乗客に配布するものは用意していないようだ。
”地球の歩き方”によれば、<駅にイタリアを南北に分けた詳しいものがある>ということだったが、情報がちと古かったのか。
キオスクにもそれらしいものはなかった。
せめて、路線図だけでもあれば助かるのだが・・・

今朝、ジェノバ駅の窓口で、ローマ行きのチケットを買おうと、列車の時刻、行き先、到着時刻、列車NOを記したメモを渡して、このチケットをと頼んだのに、何か質問をしたあとでさっさと端末機に入力を始め、渡されたのは出発間際の9時発のチケットだった。
こちらは11時発のメモを見せたのに、勝手に9時発にしていたのだ。
時刻の変更を申し出ると、さらに13ユーロの手数料をとられた。
ただあの時の質問が、「ひとつ早い列車があるがそれにするか?」と聞いたのかもしれないが、私はSi(はい)とは言っていない。意味が分からなかったので「ハアー?」と聞き返しただけなのだ。
思いかえせば、その窓口の中年女は最初から私を見て睨むような恐い顔をしていた。
日本人あるいは東洋人が嫌いなのかもしれない。
昨日の罰金といい、このボッタクリ手数料といいイタリア国鉄は!
まあ、これも勉強か。
イタリア女はなぜああ意地悪なんだろう。
そういえば、昨夜のジェノバ駅構内のピザショップのお姉ちゃんも、日本語で「これとこれ」と注文すると、しまいには怒っていたようだったからなあ。
昨日の昼、国境の駅ベンチミグリアでサンドイッチを買ったときもそうだった。
先にサンドイッチのチケットを買い、売り場に持っていくと、何度も同じ質問をされるので、「外にはいらないから、これだけで・・・」と言うと、お姉ちゃんは怒って、サンドイッチをドン!とカウンターの上に置いたからなあ。
イタリア女って気が短いのかなあと思いますね。(苦笑い)

<言葉について>
フランス人は英語がきらい、アメリカ人がきらいなようで、頭からこちらが英語で話すと、いやな顔をする。
だから、まずは日本語で話しかけ、相手が"Do you speak ingrish?"と聞いてきてから英語ではなすと良い。
イタリアでは日本語で話すと嫌な顔になるので、最初から英語で話したほうが良い。
基本的にはそうなる。
私のわずかな経験だけからだがそう感じる。
今日はまだ16日目だが・・・
十人十色、百人百様だろうとは思うけど。
やさしい人たちにもたくさん出会った。
それは、この旅の大きな収穫だね。
やさしい人たちにたすけられて、ここまで来れたようなもんだ。

<慣習について>
フランスもイタリアも、ホテルやレストランなどサービス業以外は、公務員労働者のような感覚をもっているようだ。
そんな態度で対応される。
フランスでは街中はごみだらけ、タバコの吸殻だらけ。
タバコは、火がついたのを平気で投げ捨てるし。
ゴミ袋が歩道にいっぱいぶらさげてあるのに、街にはごみが散らかり放題。
清掃員(これも公務員か?)がずーっと掃除しつづけているのに、ごみはなくならない。
いったいどうなっているのだろう。
何とも不思議な国だね。
イタリアもごみが多いのは同じ。
イタリアのいいところは、国鉄のシステムがわかりやすいというということ。
チケット買って、インフォメーション・ボードを見て、乗り場に行けばいい。
フランスは怒りたくなるほどわかりにくい。
きわめつけは、アヴィニヨンの国鉄で、列車に乗るつもりでチケットを買って、待っていたら、インフォメーション・ボードのVoie(乗り場)に車の表示がある。
まさかと思って、駅のスタッフらしき人物にたずねると、「アウトサイド.ダウンステア」といわれ、言われるとおり外にでて、階下におりると、ありましたよバスターミナルが。(笑い)
列車とバスの出発が、駅の同じインフォメーション・ボードに並んでいるのがわからないが、駅でのチケット・マシンで買ったチケットが、どちらにも使えるということは、場合によって、列車にしたり、バスにしたり、振り分けているのではないだろうか。

列車でフランスからイタリアに入っていくと、窓から見える建物の様子がかわってくる。
イタリアの建物はフランスのそれにくらべて、つくりが華奢で、壁が薄い気がする。
フランスが古い建物を元の姿を残しながら、修復して、現代に適応させて使っているのにくらべて、イタリアでは、どこか日本のプレハブ住宅に似て、軽薄な感じがする。
もちろん、観光地など、歴史のある町並みは別だが。

-Pisa Centre-

ローマ・テルミニ駅に着いた。
まず、ホテルを探さねばならない。
”歩き方”にあった”ホテル・スイートホーム”を探すことにした。
テルミニ駅から5分ほどの場所で、地図を見てその場所に着いたが、玄関のドアが開かない。
隣のホテルに入りレセプションで聞くと、ここは”ホテル・カリフォルニア”だという。
支配人は恰幅の良い中年の男で、マフィアのボスのような容貌だ。
地図を見せてここに”ホテル・スイートホーム”があるはずだと言うが、ここは”ホテル・カリフォルニア”だという。
料金を聞くと、スペシャル・プライスで一泊50ユーロだという。
こちらも疲れていたので、ここに泊まることにした。
ローマは見所が多いので、二泊することにした。
支配人のあとについて行くと、おそろしくクラシックなエレベータがあった。
シャーロック・ホームズか何かの小説にでも出てきそうな、黒い鉄のフレームの骨格に金網が張ってある骨董品のようなエレベータである。
鉄の扉を開き、ゴンドラのドアを開け、ボタンを押すと、ギシギシと音を立てて上に上がって行った。
エレベータを降りて、下がっていくところを上から見ると、ワイヤー・ロープは埃まみれで屋根には煙草の吸殻がいくつも投げ捨てられていた。
部屋は4階で、しっかりした厚手のドアがオート・ロックになっていたが、カードで操作するのがうまくいかず、支配人は、担当者を呼んだ。
窓から下をのぞくと、路面電車の線路をはさんでカフェが立ち並んでいる。
私は荷物を整理した後、洗濯物をもってレセプションへむかった。
エレベータをつかわず階段をおりていくと、二階に別のホテルのレセプションがあり、看板をみるとそれは最初にさがしていた”ホテル・スイート・ホーム”だった。
あのオヤジめ、嘘はついていないが本当のことも言っていない。したたかなオヤジだ。まあいいか。
レセプションでコイン・ランドリーの場所を訊いた。
「ホテルを出て右100m」と聞いたが、どこまで行っても見つからない。
ホテルへもどってもういちど訊きなおすと、オヤジはホテルの外まで出て、そこだと指差した。
ホテルのむかいにあったのだ。先ほどは別の何かを訊かれたつもりだったらしい。

夕食は、コイン・ランドリー横のファースト・フードの店にした。
カバブとビールを注文した。
そのあとテルミニ駅に行き、地下の商店街にスーパー・マーケットがあるかどうかチェックした。





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コメント 1

beachboy

kuraさん
いつもありがとうございます
tochiさん
niceありがとうございます
by beachboy (2012-05-16 17:55) 

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